店舗デザインとブランドリポジショニング

Innisfree

概要

2015年、韓国No.1ナチュラル ビューティー ブランド「Innisfree」はソウル市内で人気スポットの板橋(パンギョ)への新しい旗艦店デザインを依頼しました。AmorePacificグループ傘下にあるInnisfreeは、ユニクロやH&M、Zara、無印良品といったグローバルSPAブランドを目指しています。 ファストファッション市場では、消費者の嗜好の変化を敏感に察知し、柔軟に対応できるように顧客データを適切に分析するスキルが求められます。Innisfreeの新しい旗艦店のインテリアを刷新するというリクエストを受けて、ブランド戦略とデザインを一から考え直しました。このアプローチは、Innisfreeに新たな視点をもたらすだけでなく、このブランドでしか生み出せない顧客体験を実現するためにも重要な要素です。

Innisfree Flagship store

重要なインサイト

tangerineソウル代表のYoung Chooが率いるデザインチームはロンドンとソウルの拠点からプロジェクトに携わり、顧客や店舗についての詳細な調査を行いました。実際に店舗を訪問するだけでなく、顧客や店舗スタッフへの取材、ビジュアルマーケティング戦略の専門家と協力し、有益な顧客情報の収集に取り組みました。デザインチームは、韓国海峡の済州島の地域性に由来するInnisfreeブランドからユーザーマインドに響く「より大きな何か」へシフトする新しいデザイン戦略が必要だという結論に達しました。tangerineは「Real Natural Living(真の自然な生活)」という新しいブランドコンセプトを提案しました。これにより、Innisfreeは単なるナチュラルビューティーブランドでなく、ライフスタイルブランドであることを伝えることができると考えました。「この新しい提案により、Innisfreeブランドは、国内に根差していた従来のコンセプトを越えて、よりグローバルなブランドに生まれ変わることができました」(Martin Darbyshire、tangerine CEO )

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ソリューション

ブランドの新たな方向性は、旗艦店の建物外観のデザインやインテリア、新製品の構成、パッケージから展示方法に至るまで全ての側面を提示しました。

旗艦店は自然探検のような五感を刺激するユーザーエクスペリエンスに満ち溢れているのです。天然の植物で彩られたエントランスにはニューヨーク在住のアーティストRichard Clarksonによる作品「The Cloud」が展示され、見る人の位置や角度に応じて、光の表情の変化や雷鳴によって驚きと感動を与えます。他では味わえないユーザーエクスペリエンスによって買い物客を店舗に引き込みます。独自設計された床から天井まで伸びるフレグランスディヒューザーにより買い物客は製品購入前に好きな香りを楽しむことができます。

Innisfree Flagship storeInnisfree Flagship store

また、2階のInnisfreeグリーン カフェのデザインは、同社の環境保全への姿勢を体現しています。特別にデザインされたグリーンハウス ブースや完全再生プラスチックや環境に配慮した林産物を使ったJasper Morrison設計のチェアを設えているのです。プライベートなやすらぎのダイニングを創出するために、天然木の柱を使って座席と空間を区切りました。Innisfreeのナチュラルスキンケア商品で用いられている天然成分に着目した様々な食事と飲み物のメニューを取り揃えています。これにより、ナチュラルプロダクトやInnisfreeライフスタイルから得られる自然の恵みをユーザーに心に響かせることができます。

Innisfree green cafeInnisfree green cafe

クライアントの声:

「ソウルに新たな旗艦店をオープンすることで、『ライフスタイルを提案するSPAブランド』という新しいInnisfreeのブランドイメージを国内外に広めることを目指しました。tangerineは、こうした当社の目標を実現するため、効果的なデジタルインフラに裏打ちされた具体的な提案と他では味わうことのできない独自のユーザーエクスペリエンスを生み出すサポートを頂きました」(Se Hong Ahn氏、Innisfree CEO)

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