ファーストクラスのビジョン

Heathrow Express

概要

Heathrow Expressがパディントン駅に初めて登場した1998年から、14年の月日が過ぎました。同社は全車両を一新し、ロンドン中心区から、世界で最も利用者の多いヒースロー空港までをつなぐプレミアム鉄道サービスとして新たに再出発しました。 一方でファーストクラスの車両に関しては、Heathrow ExpressのエンジニアマネージャーであるMark Chestney氏の言葉を借りれば、「その内装は少し殺風景であり、魅力的な要素があまりない」という問題がありました。そこでtangerineは、デザイン面での「魅力的な要素」を生み出すための提案を行いました。車両の内装に関する決定の大半は、すでにクライアント側で行っていたことから、当社の提案を説明するのは容易ではありませんでした。

個人シート ファーストクラス車両

重要なインサイト

主な目的は、ファーストクラスの利用者に、標準クラスのサービスでは体験できない上質の時間と空間を提供することでした。つまり、利用者が必ずスペシャルと感じるはずのものです。ヒースロー空港からロンドン中心地までの移動時間は15分ほどで、利用者が満足感を得ることのできる時間は限られています。「あらゆる角度から、どうしたら顧客体験を向上できるかを考えました。ファーストクラスの体験は、利用者が駅のプラットフォームに足を踏み入れた瞬間から始まります」(Matt Round、クリエイティブディレクター)つまりこのプロジェクトでは、エレガントかつ洗練された旅を利用者に提供することでした。最も需要なインサイトの発見は一つの観察からもたらされました。 「ファーストクラスの席に座っていると、空席のシートが多数あることに気づいたのです」(Matt)Heathrow Express(ヒースロー・エクスプレス)ファーストクラスの開発

ソリューション

車両内の両サイドに、それぞれ1名分のシートだけを設置し、その脇に乗客の荷物を置くスペースを設けるというのは、非常に画期的な発想でした。英国の他の鉄道会社が、このレイアウト方法にしたことは未だかつてありません。「伝統的な設計から離れ、利用者により優れた顧客体験を提供できるデザインを創り出すことで、チケットの売り上げや座席利用率も上がるだろうと考えました。車両デザインを刷新し、従来の席数を2名分減らすだけで、顧客にこれまで以上のプライベート空間と、ラグジュアリーな時間を提供することが可能になるのです」(Matt)短い移動時間では、1分も無駄にできません。そこで我々のデザインは、LEDディスプレイでどの車両がどのターミナルに近いか案内することで、乗車をより容易にしました。車両内に洗練されたラグジュアリーな雰囲気をもたらすことで、その空間は強力なブランド力を生み出します。

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デザインストーリー

クライアントの声:

「車両内のデザインを変えてから、座席利用率が大幅にアップしました。現在では、ファーストクラスの席を見かけた人々が『私もここに座ってみたい』と考えるようです。これまでは『なぜ、この席に追加料金を払わないといけないの?』と考えていたのとは大きな違いです。 」

(Mark Chestney氏、Heathrow Expressエンジニアマネージャー)

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